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新年を迎え、元旦から7日(地方により10日又は15日)までを「松の内」といってお正月行事を行う期間とされています。お正月行事には、田の神様であり祖霊でもある年神様を家に迎えて共に過ごす大切な神事があり、作物の収穫や家族の健康、長寿、家内安全などへの祈りが込められています。

■ 1月1日 元旦(国民の祝日)■

  • ・元旦の朝は、祝い膳を始める前に仏壇や神棚にお参りしてから家族で新年の挨拶をかわし、 お節料理でお祝いします。
  • ・新年の家族全員の健康と幸福を願ってお屠蘇(おとそ)を飲みます
 お節料理 

 


■ 初詣 (はつもうで) ■

  • ・初詣は元旦から松の内(1日~7日まで)に済ませます
  • ・恵方参り(えほうまいり)といい、自分の家を中心にして陰陽道(おんみょうどう)でいうその年の吉方にある神社やお寺にお参りすることで、新年の幸せを願います
  • ・住んでいる土地の氏神や菩提寺のお寺にお参りしてその年の加護を願うこともいいでしょう
  • ・神社の参拝マナーは、手と口を清めてからお賽銭を納め、鈴を鳴らして二拝 二拍手 一拝します。お寺では、賽銭を納めて手を合わせて拝みます
  • ・古いお札やお守りは、受けた神社やお寺に納めるのがいいのですが、旅先などで買ったものは、粗末にならないように近隣の神社や社寺に納めます
 神社の参拝マナー
干支       縁起物

 


【初夢】

  • ・正月二日の夜に見る夢を初夢といいます
  • ・ 新年最初にみる夢でその年の吉凶を占う風習があり、縁起良い夢をみるとその一年が幸せに過ごせると考えられました
  • ・【一富士 ニ鷹 三茄子(いちふじ にたか さんなすび))】という初夢の縁起があり、その意味は諸説あります

【お年賀】

・日ごろお世話になっている人に新年になって始めて会った時に交わす挨拶のことをいいます

  • ・お年賀の挨拶は下記のような意味になります
新年の挨拶 明けましておめでとうございます
お世話になった御礼 昨年中は大変お世話になりました
今後のお付き合いの依頼 今年もよろしくお願いいたします

■ 1月2日 ■

【書初め】

  • ・年のはじめに心に決めた新年の抱負やおめでたい文字や絵などを紙に書き、15日まで飾っておきます
  • 【年賀返礼 】

  • ・自分が出さなかった人から年賀状を受け取った時は、松の内に届くよう返礼年賀状をだします
  • ・年賀状の返事をだすのも午前中にすませます
  • 【掃き初め 】

  • ・元旦には家の福を外に出さないために掃除をしない風習があります。 家事は、事始めの二日から始めます

■ 1月4日又は5日 ■

 【仕事始め】 

  • ・官庁や学校の事務の業務がはじまります
  • ・新年になって初めて会う人には年始の挨拶をし、今年の仕事をスタートさせます

■ 1月7日 ■ 

 【七草粥  (ななくさがゆ) 】

  • ・新年の無病息災を願って1月7日の朝に七草粥を食べます
  • ・昔の七草は米 麦 粟 黍(きび)の5種に若菜2種を混ぜた粥(かゆ)を作ったといわれています。すなわち、現在のように7種類の野菜や草ではなく「七種」をナナクサと呼んだようです
  • ・現代の七草粥は、早春の若菜7種を摘んで粥に炊き込むもので、5種は田畑のあぜ道などにに生える雑草で2種は畑でつくる野菜です。いずれも秋に芽を出して冬越しする草で、その強さにあやかろうという願いが込められています。
  • ・正月料理を食べ続けて疲れた胃を休めたいという先人の知恵とも言われています
セリ セリ科の多年草
ナズナ 通称ペンペン草 アブラナ科の一年草
ゴギョウ キク科の一年草
ハコベラ ナデシコ科の一年草
ホトケノザ キク科の一年草
スズナ 蕪の古称 
スズシロ 大根のこと

【正月飾りの始末】

  • ・松の内を過ぎるとお正月の飾りものを取り外します。いまでは地方により7日から15日までに行いますが、昔のしきたりでは1月11日まで飾り、その日に鏡餅もお汁粉などにして食べました
  • ・取り外した飾り物は、15日に神社で行われる「どんと焼き」の火に燃やして年神様を送る風習があります。最近は、地球環境への配慮から、正月の伝統を大切にする心を持ちながら、使いまわしのできる正月飾りや縁起飾りを用い、ゴミを減らす工夫がされています

■ 1月11日 鏡開き ■ (地方により別の日の行うところもあります)

  • ・お正月に飾った鏡餅は、お汁粉やお雑煮にしてたべます。鏡餅は、小さくするのに刃物で切らず手でむしるか槌でたたいて割ります。これを「鏡開き」といいます
  • ・小さくしたお餅は、お汁粉やお雑煮にして食べます。家族揃って神様へのお供え物を食べて一年の無病息災を願います
  • ・歳神さまに供えてある鏡餅を下げることは、お正月の終わりを意味します。この頃から 稽古初めとして、武道の寒稽古、茶道の初釜などが行なわれます。農家では、仕事始めの日とされています

■ 1月15日 ■【小正月の行事(女正月)】

  • ・元旦から松の内を大正月(男正月)といい、15日を小正月(女正月)といいます。お正月の行事が一段落し、忙しく働いた家庭の主婦の休日とされています
  • ・15日の朝に無病息災を願って、中国から伝わった風習の小豆粥を食べる地方もあります

■ 1月15日 ■【どんと焼き(左義長さぎちょう)】

  • ・悪魔を払い今年一年の健康と幸せを願います。神社や寺院の境内に正月の門松、飾り物 書初め、前年のお札などを持ち寄り、燃やすします。この煙に乗って歳神様は天上に帰ってゆくといわれており、この火で焼いた餅を食べると丈夫になるといわれています

【寒中見舞い】

  • ・出し忘れたり受け取った年賀状の返信として寒中見舞いを書きましょう。二十四節気の大寒から節分までの間にだします
  • ・ 昨年喪中で、今年の年賀状を出さなかった人は、季節の挨拶状としてだすこともあります
はがきの出し方